当院では、主に脳卒中の診断に用いる医療機器としてMR並びにCTを設備しています。また、頚動脈エコー（超音波）検査も行っております。

脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などがわかります。
脳梗塞は症状がなくても起こることがあり、早めの治療によって大きな発作を予防することができます。

MRIを利用した血管の画像をMRAと呼びます。MRAでは、血管の内腔の細くなっている様子や、動脈瘤を見つけることができます。動脈瘤は血管の弱いところが風船のように膨らんだものです。
これが破裂すると、くも膜下出血を起こし大事に至る場合があります。しかし、事前の検査並びに手術を行うことにより、出血を防ぐことができます。

頚のMRAでは血管の走行や内腔の様子が観察できます。

• 心臓ペースメーカーを付けている方
• 刺激電極を付けている方
• 妊娠中の方

体内に金属が入っている方は事前にお知らせ下さい。
検査できない場合もあります。

1. 頚動脈自体がプラークで狭くなっていないか？
2. 頚動脈にできたプラークがちぎれて下流にながされそうなものがないか？
3. 頚動脈の血管壁の厚さから全身の動脈硬化の度合いの推測

頚動脈は大切な脳へ酸素や栄養を送る血管です。
ここがつまったり、プラークがちぎれて血流に乗って脳へ行き脳の血管をつまらせたりすると脳梗塞が起こります。

そうなる前に、エコー検査でプラークをみつけて適切な治療をすることにより脳梗塞を未然に防ぐことができます。